時々ご依頼頂く仕事で、今まで解析を頼んでいた先の会社さんから
弊社へのご変更と引き続き解析の依頼があります。

そんな時、Google Analyticsでカスタムレポートと以前の会社様の解析レポートを見ることがあるのですが、
どう考えてもデータがおかしい。。

と言うか、データの見方を間違っている点が多々あります。

Googleアナリティクスの週(年間)はいつ使うの

Googleアナリティクスの週(年間)を使うタイミングは、
主に1年間を通じての時系列にてユーザーの変動を解析したい時に使います。

例えば、1年間を通じての季節ごとのイベントでのユーザー、セッション、ページビュー数の伸びや減り具合などから、
Webマーケティングを始めるタイミングなどを図る時、

また、来期のWebマーケティング予算を検討する際の参考として、
今期のウェブからの集客状況、コンバージョン数などを測る際に、Googleアナリティクスをで1年間のデータを確認する際などに
使用します。

しかし、Googleアナリティクスの週(年間)は比較的使用頻度が低いため、
使い慣れていない方が多いのが事実です。

そのため、実際にアクセス解析のレポート作成作業として、
Googleアナリティクスを使う段階でどのように使えばよいのかという点で間違っておられる会社がおられます。

では、実際に、Googleアナリティクスの週(年間)の間違えやすい点と使い方を説明していきましょう。

Googleアナリティクスの週(年間)の間違えやすい点

例えば、解析レポートのデータが2013/11/1-2014/10/31の1年間の場合
以下のように期間指定を行います。

14.1204_0

そして、年間の週別セッションを時系列で見たい場合、
プライマリディメンションで『週(年間)』を指定します。

これを昇順(1,2,3・・・)に並べ替えると以下のとおりです。

14.1204_1

ということは。。

1=2013年11月の第1週
2=2013年11月の第2週
3=2013年11月の第3週
4=2013年11月の第4週
5=2013年11月の第5週
6=2013年12月の第1週
7=2013年12月の第2週

と続いていくと勘違いされている方が多くおられます。

以下をご覧ください。

セカンダリディメンションで『月(年間)』を指定し、
昇順に並べ替えてみました。

14.1204_2

見て頂いたらお分かりの通り、

1=2014年1月の第1週
2=2014年1月の第2週
3=2014年1月の第3週
4=2014年1月の第4週

と続いていることがわかります。

つまり、週(年間)の数字は1月からスタートで並んでいるのです。

では、2013年11月と12月はどこにあるのかというと、
以下のように、データの下の方にちょこんと掲載されております。

14.1204_3

シンプルな話なのですが、ここを見落としてしまった通年レポートを見ることが
とても増えております。

十分お気をつけ下さいね。

Googleアナリティクスの週(年間)のまとめ

Googleアナリティクスの週(年間)を使用して、
1年間のユーザーの流れを見たい時は、Excelにデータをエクスポートして、
ビジュアライズすることが、1つ重要になってきます。

その際、単純に1,2,3・・と並べられても見ている方は確認しにくいため、
何月何日というように日付に置き換えてGoogleアナリティクスのセッションデータを出してあげることが親切でしょう。

Googleアナリティクスの目的は、
データを自己満足で確認することではなく、
ユーザーが求めている情報を発信し、閲覧しやすいサイトを作るための指標を得ることです。

ぜひ頑張ってみてください。

Googleアナリティクスをゼロから学びたい方はこちら↓
Googleアナリティクスの使い方 [実戦マニュアル]