[桂経営主催]リアルとウェブの戦略連携セミナー開催レポート

講義風景_2-1

昨日、桂経営ソリューションズ株式会社様主催の
『経営戦略+Web戦略』セミナーで講演させて頂きました。

3部構成となっており、
1部の『経営戦略なしにウェブ活用はない!』をご担当されたのが、桂経営ソリューションズ株式会社代表取締役の『桂幹人』社長です。

2部の『リアルとウェブの戦略連携』が私、Web兵法大司馬の金村の担当です。

3部のトークセッションは、ある会社様のサイトを題材にした改善提案でした。

さて、桂社長を簡単にご紹介いたしますと、

私に経営の根幹のイロハを叩き込んで頂いた師匠で、
弊社がモットーとしている『Customer of client is first』は、
桂社長が常日頃おっしゃっておられる、
『お客様の先にいるお客様の幸せを第一に考える』から、
もじった言葉です。

下記の本がとても有名で、骨太なコンサルティングをされておられる、
まさに企業再建のプロ中のプロです。

儲からんのはアンタのせいや

初めてお会いしたのはもう10年近く前でした。

当時、転職活動中(正確には、失業中)に、近くの図書館で本を読み漁っていた時、
見つけたのが上記の本でした。

衝撃的なタイトルに興味を持ち、すぐに読了し、続けて桂社長の本を数冊読みましたが、
もっと詳しく話を聞きたくなり、その翌月に六甲アイランドで行われていた商工会議所のセミナーにすぐ申込みました。

まさかその桂社長と共同で講演させて頂く機会がくるなど夢にも思っておりませんでしたが、勉強会に通いつつ相談に乗っていただいているうちに、ひょんなご縁から一緒に講演させて頂く機会を得たので、かつてないほどしっかり準備を行って講演に臨みました。

普段は数百人の前で話そうが、全然緊張しない私ですが、
今回だけは少し緊張しました(笑)

桂社長は、毎月定期的に、『東京』『名古屋』『大阪』『京都』『神戸』『福岡』で講演なさっておられますので、まずは上記の本(amazonで1円で販売されてます(笑))を一読されて、もし興味を持たれましたらぜひ一度、お話を伺われることを強くおすすめします!!
特に、Web業界におられる方は。。

◯◯業という意識を持っていては、これからの時代に乗り遅れる、ということがヒシヒシ伝わってくるでしょう。

そして、第2部で、私の登壇です。

今回は、事業会社様を対象に、『リアルとウェブの戦略連携』をどう考えれば良いのかという点を、限られた時間ではありますが、事例を絡めてお話させて頂きました。

まず、経営戦略で重要なことは2つ

1つ目は、徹底的なお客様目線を持つこと

2つ目は、いつまでに、どこまで行きたいのか明確なゴールを持つこと

それらを踏まえてウェブをどう活かすのか、
まずそもそも、中小企業の場合、社長が先導して進めるべきです。

しかし、その時点でなぜ??と疑問に思われる社長様が多かったため、
その思考をぶっ潰すことから始めました。

一般的な社長のウェブへのイメージ
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  • カタカナや英語が多くて難しい
  • 本業が忙しくてウェブにかける時間がない
  • 若い奴らにやらせておけばいい
  • どうせたいした成果にもならない
  • 大手の会社に任せれば安心
  • ホームページを作る業者に頼めば簡単に作ってくれる

まず、これらをすべてひっくり返します(笑)

そして、最初の結論として、

『ウェブ業界では、自分の得意な分野に引っ張ろうとする会社ばかりのため、
 社長がしっかり舵取りをしないといけません!』

への落し込み。
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さらに、なぜそのようなことが起きるのかというと、
製作者(受注者)と社長(発注者)の意識の違いを明確に説明しました。
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制作者が、『成果につなげるためにどうすれば良いか?』を提案できることがベストですが、残念ながらできない製作者が多いのは事実です。

そのため、まず根本に立ち返って会社について考えましょう。

中小企業はオーナー企業が大多数です。
つまり、事実上、会社=社長のもの、なのです。

そのため、社長が自身の責任を持って、どうすれ良いのかを考え、
その指揮を取れるようになることが大切
です。

また、ウェブに注力すべき理由は、中小企業が大企業と戦える数少ない土俵であるため、
ここを手抜きすると大企業に太刀打ちできなくなる可能性が高くなります。

ちまたでよく言われているような、

中小企業=行動が早い
大企業=行動が遅い

というのは、経験則上、違うと思います。

大企業は、思っている以上に行動が早く、
逆に中小企業は思っている以上にずっと行動が遅いです。

しかし、それがウェブの世界になると、話が変わります。

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大企業は、
『公務員的な縦割り』
『大手代理店に丸投げ』
『予算の垂れ流し』など、
つけ入るスキがたくさんあります。

そのため、ウェブに注力することは、中小企業にとっては極めて大切になります。

そして、実際に、自社の強みを活かしたビジネスモデル(事業デザイン)を組み立て、
その中でのウェブの立ち位置を明確にします。

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このビジネスモデル(事業デザイン)を描かないままウェブサイトを作ろうとするので、
何のためにウェブサイトを活用すべきなのかが分からず、
誰に向けて作れば良いかも定まらず、
どんな情報を発信すべきかもあやふやなままとなってしまうのです。

今回は、1時間という限られた時間でしたので、ポイントだけを抽出して話すことにしました。

  • お客様が100、自分は0という徹底的な顧客視点を持つ
  • 事業デザインをまずしっかり描く
  • 御社が何をしたいか、ではなく、お客様が何を求めているか
  • ウェブで使われるカタカナ語や英語など覚えなくて良い
  • リアルとウェブを別物と切り分けない

以上を事例を踏まえて話させて頂き、
おかげさまで大変ご好評を頂きましたが、
大切なことは実践することです。

『良い話を聞けた』で終わっては意味がありません。

良いと思ったことをさっさとやる行動力が大切です。

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