
お子さんの高校進学先として通信制高校を検討しているけれど、「将来の大学進学に影響するのでは?」と不安を感じていませんか?多くの保護者が抱えるこの懸念は非常に自然なものです。しかし、実際のところ通信制高校から大学への進学は年々増加傾向にあり、難関大学への合格者も着実に増えています。
私は20年以上にわたり教育現場で受験指導に携わってきた経験から、通信制高校と大学進学の関係について最新のデータとともにお伝えします。この記事では、通信制高校の実態、大学進学率、成功のポイント、おすすめの学校など、お子さんの将来を考える上で重要な情報を網羅的に解説しています。
特に40代の保護者の方にとって、お子さんの教育選択は人生の分岐点となる重要な決断です。この記事を読めば、通信制高校が大学進学において決して不利にはならないこと、むしろ適切な環境選びと対策によって大きな可能性を広げられることが理解できるでしょう。不安を解消し、お子さんと一緒に自信を持って進路を選択するための指針としてご活用ください。
通信制高校から大学進学の令和6年調査の最新データと実態
通信制高校から大学進学を検討するにあたり、まずはその実態と最新のデータを把握することが重要です。実際の統計や成功事例を知ることで、漠然とした不安を具体的な計画へと変えていくことができます。
通信制高校からの大学進学率は上昇傾向
文部科学省が発表した令和6年最新の「学校基本調査」によると、令和5年度(2023年度)の通信制高校卒業生の大学進学率は23.4%(前年比2.0ポイント上昇)に達し、専門学校進学率の22.3%(前年比0.9ポイント上昇)を上回りました。
通信制高校卒業生の大学進学率は、通信制高校の制度が始まって以来、最も高い水準となっております。
大学進学率について詳しく見ていくと、公立通信制高校の大学進学率は13.9%(前年比0.6ポイント上昇)、私立通信制高校の大学進学率は24.6%(前年比1.9ポイント上昇)となっており、特に私立通信制高校の大学進学率が4人に1人となっています。
過去30年間の通信制高校の大学進学率の推移
区分 | 1992 | 2006 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|
計 | 2.8% | 16.2% | 21.4% | 23.4% |
公立 | 4.1% | 10.1% | 13.3% | 13.3% |
私立 | 2.1% | 18.2% | 22.5% | 24.6% |
引用:令和6年度 学校基本調査 卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)
令和5年度 学校基本調査 卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)
平成21年度 学校基本調査 卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)
平成6年度 学校基本調査 卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)
2023年の通信制高校の大学進学率は、1992年度の2.8%から約20.6ポイントも上昇しております。
特に私立の通信制高校の大学進学率の伸びが顕著で、1992年度の2.1%から10倍以上も伸びています。
公立通信制高校も同様の傾向で、2006年度には初めて大学進学率(10.1%)と10%の大台を突破し、専門学校進学率(10.3%)とほぼ同水準になりました。
全体として通信制高校からの大学進学率は明らかな上昇傾向にあります。
都道府県別の通信制高校の大学進学率
都道府県 | 大学進学率 |
---|---|
北海道 | 31.7% |
青森県 | 12.6% |
岩手県 | 20.9% |
宮城県 | 18.3% |
秋田県 | 18.0% |
山形県 | 18.8% |
福島県 | 18.6% |
都道府県 | 大学進学率 |
---|---|
茨城県 | 22.4% |
栃木県 | 28.8% |
群馬県 | 14.9% |
埼玉県 | 17.7% |
千葉県 | 24.8% |
東京都 | 20.9% |
神奈川県 | 10.0% |
都道府県 | 大学進学率 |
---|---|
新潟県 | 19.7% |
富山県 | 11.6% |
石川県 | 22.7% |
福井県 | 11.2% |
山梨県 | 43.1% |
長野県 | 21.1% |
岐阜県 | 21.5% |
静岡県 | 15.0% |
愛知県 | 15.4% |
都道府県 | 大学進学率 |
---|---|
三重県 | 18.3% |
滋賀県 | 12.2% |
京都府 | 26.6% |
大阪府 | 21.3% |
兵庫県 | 26.4% |
奈良県 | 24.1% |
和歌山県 | 33.2% |
都道府県 | 大学進学率 |
---|---|
鳥取県 | 8.2% |
島根県 | 20.0% |
岡山県 | 28.4% |
広島県 | 22.7% |
山口県 | 23.3% |
徳島県 | 17.4% |
香川県 | 43.1% |
愛媛県 | 19.0% |
高知県 | 18.0% |
都道府県 | 大学進学率 |
---|---|
福岡県 | 16.7% |
佐賀県 | 12.5% |
長崎県 | 15.9% |
熊本県 | 21.4% |
大分県 | 21.6% |
宮崎県 | 11.6% |
鹿児島県 | 23.2% |
沖縄県 | 22.5% |
さらに都道府県別の通信制高校の大学進学率を調査すると、
ベスト3が山梨県43.1%、香川県43.1%、和歌山県33.2%
逆にワースト3が鳥取県8.2%、神奈川県10.0%、福井県11.2%でした。
大学と専門学校等への進学率を合わせると、通信制高校卒業生の45.7%(※)が高等教育機関へ進学しており、卒業後の進路の約半数を占めるようになりました。これも通信制高校の歴史の中で初めてのことです。
引用:令和6年度 学校基本調査 卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)
通信制高校と全日制高校の進学率比較
区分 | 大学進学率 |
---|---|
令和5年 計 | 60.7% |
令和6年 計 | 61.8%(前年比1.1ポイント上昇) |
令和6年 国立 | 69.5% |
令和6年 公立 | 56.9% |
令和6年 私立 | 71.0% |
引用:学校基本調査 / 令和6年度 初等中等教育機関・専修学校・各種学校 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(高等学校 全日制・定時制)
文部科学省のデータによれば、全日制・定時制高校からの大学等進学率は約60.7%、専門学校進学率は約16.2%であるのに対して、通信制高校のそれは前述の通り23.4%と22.3%です。
確かに全日制高校と比較すると通信制高校の大学進学率は低いように見えます。
しかし、この数字には重要な背景があります。通信制高校を選択する生徒は、そもそも大学進学以外の目的(例えば高校卒業資格の取得や就職準備など)で入学する場合も多く、「大学進学を希望する生徒の中での合格率」ではないのです。
また、通信制高校卒業生の進路で特徴的なのは「その他(大学・短期大学・専修学校への進学、もしくは就職以外)」の割合が約36.6%と高いことです。これに対して全日制・定時制高校の「その他」は5.2%に過ぎません。この違いは、通信制高校生の多様な背景(心身の状況、将来の目標の未定、就職準備など)を反映していることが伺えます。
引用:高等学校を取り巻く現状_高校生の卒業後の進路状況(令和2年度)
つまり、単純に進学率の数字だけで通信制高校が大学進学に不利と判断するのは誤りなのです。
通信制高校から国公立・難関私立大学への進学実績

通信制高校からは難関大学は進学が難しいのでは?
よくこんな懸念も聞かれますが、これは事実ではありません。実際に多くの通信制高校から、京都大学、東京工業大学などの難関国立大学や、慶應義塾大学、早稲田大学といった有名私立大学への合格者が出ています。
実際にいくつか見てみると、京都大学、一橋大学、早慶上智、MARCH、関関同立など難関大学への進学が多数見られます。
電気通信大学、三重大学、愛知県立大学、大阪府立大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、中央大学、法政大学、南山大学、獨協大学、明治学院大学、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学etc
弘前大学 岩手大学 新潟大学 滋賀大学 宮崎大学 早稲田大学 上智大学 明治大学 青山学院大学 立教大学 中央大学 学習院大学 法政大学 同志社大学 南山大学 関西大学 関西学院大学 立命館大学 etc
京都大学、広島大学、筑波大学、愛媛大学、青山学院大学、関西大学、関西学院大学、北里大学、慶應義塾大学、駒澤大学、上智大学、中央大学、東京理科大学、同志社大学、東洋大学、名古屋大学、日本大学、文教大学、明治大学、立教大学、早稲田大学etc
北海道大学 大阪大学 東北大学 一橋大学 筑波大学 早稲田大学 慶應義塾大学 上智大学 国際基督教大学 明治大学 青山学院大学 立教大学 中央大学 法政大学 学習院大学 同志社大学 立命館大学 関西大学 関西学院大学etc
これらの実績は、適切なサポート体制と生徒自身の努力があれば、通信制高校からでも難関大学への道が開かれていることの証明です。
よくある「通信制高校 大学進学 難しい」という誤解
通信制高校から大学進学が難しいと考えられてしまう主な理由には、以下のような点が挙げられます。
- 登校日数の少なさ:通信制高校は全日制に比べて登校日が少ないため、質問や相談の機会が限られる傾向があります。
- 基礎的な学習内容:多くの通信制高校では、レポートなどの難易度が比較的易しく設定されており、大学受験に直結する学習内容とはなっていない場合があります。
- 同じ目標を持つ仲間の少なさ:大学進学を目指す生徒の割合が全日制より少なく、互いに励まし合える環境が限られることがあります。
しかし、これらは「入試資格の問題」ではなく、「学習環境や受験対策体制の特性」による課題です。つまり、通信制高校だから入試で不利になるわけではなく、適切な対策を講じることで十分に克服可能な課題なのです。
重要なのは、通信制高校の卒業証明書には高校名は記載されますが、通信制課程であることは一切記載されないという点です。
一般入試の時点で通信制高校出身であることが大学側に知られることはなく、選考において不利となることはありません。また、指定校推薦の枠は学校により差がありますが、大学が募集するAO入試や推薦での受験は、全日制と同様に可能です。
通信制高校から大学進学を成功させるポイント
通信制高校特有の環境を活かしながら、大学進学を成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。ここではそのポイントを詳しく解説し、お子さんが効果的に大学進学準備を進められるよう具体的なアドバイスを提供します。
大学進学に強い通信制高校の選び方
大学進学を見据えて通信制高校を選ぶ際には、以下の点に注目すると良いでしょう:
予備校講師などによる専門的な指導
大学受験のプロフェッショナルによる授業が受けられる学校を選びましょう。例えば、「予備校講師」や「受験のプロ」による授業を定期的に開催している学校は、受験に特化した質の高い指導を期待できます。
習熟度に合わせた個別指導
生徒一人ひとりの学力や理解度に合わせたマンツーマン指導を提供している学校が理想的です。特に通信制高校では生徒の学力差が大きいケースが多いため、個別対応の体制が整っているかどうかは重要なポイントです。
自宅学習のサポート体制
通信制高校では自宅での学習時間が長くなります。そのため、オンラインでの質問対応やビデオ教材の充実度、学習進捗の管理システムなど、自宅学習をサポートする体制が整っているかを確認しましょう。
進路相談と精神面のケア
大学受験はときに精神的プレッシャーを伴います。進路相談や願書作成のサポート、メンタルケアなど、精神面でのサポート体制も重要な要素です。定期的な面談の機会があるかどうかもチェックポイントになります。
大学進学に力を入れている通信制高校では、有名予備校と同等のカリキュラムを用意していたり、大学受験専門の対策コースを設けていたりする場合もあります。
通信制高校と予備校の両方に通う選択肢もありますが、一元的に勉強できる環境が整っていれば費用面でも時間面でも負担が少なくなるでしょう。
通信制高校での効果的な勉強法とは
通信制高校の最大の特徴の一つは「時間の自由度」です。全日制高校のように決まった時間割に縛られることなく、自分のペースで学習を進められます。この特性を活かした効果的な勉強法を紹介します。
当事者意識を持つ
大学進学において最も大切なのは、「大学に行くのは自分自身」という当事者意識です。先生や親に言われるのではなく、自分の将来のために勉強するという姿勢が重要です。自発的な学習習慣を身につけることで、モチベーションの維持がしやすくなります。
時間管理の徹底
通信制高校は時間の融通が効く分、自己管理能力が求められます。週間・月間の学習計画を立て、必要な学習時間を確保することが大切です。スマートフォンのアプリなどを活用して、学習時間を記録し管理するのも効果的です。
基礎から応用へ段階的に学ぶ
特に受験勉強では、基礎的な内容から応用問題へと段階的に学習を進めることが重要です。通信制高校の基本カリキュラムで基礎を固めつつ、並行して受験対策の応用問題にも取り組むというバランスが理想的です。
ICTツールの活用
通信制高校では、オンライン学習ツールやアプリが充実していることも多いです。これらを積極的に活用し、隙間時間にも効率よく学習できる環境を整えましょう。動画学習や問題演習アプリなどは、場所を選ばず学習できる点で非常に便利です。
模試を定期的に受験する
自分の実力を客観的に把握するため、定期的に模試を受験することをおすすめします。模試の結果から弱点を発見し、集中的に対策することで効率的に学力を伸ばせます。通信制高校によっては校内で模試を実施している場合もありますし、外部の模試を積極的に活用する方法もあります。
通信制高校の利点として、自分のペースで学習を進められることにより、苦手分野に重点的に時間を割いたり、得意分野をさらに伸ばしたりといった柔軟な学習が可能です。この特性を最大限に活用しましょう。
通信制高校からの受験対策と塾・予備校の活用法
通信制高校の基本的なカリキュラムだけでは大学受験対策として不十分な場合もあります。そこで、外部の学習リソースを活用する方法を考えましょう。
塾・予備校選びのポイント
- 志望大学の合格実績は豊富か
- 個別指導か集団授業か(個性に合った形態を選ぶ)
- 通学かオンラインか、またはその両方の対応の有無
- 受験指導だけでなくコーチングなどスケジューリング管理もやってくれるか
- 相談・質問できる体制の充実度
特に個別指導型の塾は、生徒一人ひとりの理解度や進度に合わせた指導が可能なため、通信制高校生には適している場合が多いです。
オンライン学習サービスの活用
近年は質の高いオンライン学習サービスも充実しています。動画授業やAIによる学習管理など、自分に合った学習方法を選べるメリットがあります。自宅にいながら有名講師の授業を受けられるサービスもあり、地方在住の生徒にとっても大きなメリットとなります。
模試の積極的な活用
模試は、全国レベルでの自分の位置づけを知る貴重な機会です。
MARCH以下ならベネッセの進研模試
早慶上智以下なら河合塾の全統模試
超難関国公立は駿台模試や冠模試など、
志望大学のレベルに応じて模試を選んで計画的に受験することで自身のレベルを正確に把握することができるうようになり、より多角的に自分の実力を把握できます。
模試の結果を踏まえて学習計画を調整していくことも重要です。
添削指導の活用
特に小論文や英語の記述問題など、自己採点だけでは評価が難しい分野については、添削指導を受けることをおすすめします。外部の添削サービスを利用するか、通信制高校内の指導を活用するかは状況に応じて選択しましょう。
多くの通信制高校生が、学校の基本カリキュラムと外部の予備校を併用しています。この場合、学校と予備校の学習内容が重複しないよう調整することも大切です。両者の強みを活かした効率的な学習計画を立てましょう。
親が知っておくべき通信制高校での大学進学サポート
通信制高校から大学進学を目指す過程で、親としてどのようにサポートできるか、知っておくべきポイントを解説します。
コミュニケーションの重要性
通信制高校では登校日が少ないため、学校の状況が見えにくいこともあります。定期的に学校との連絡を取り、お子さんの学習状況や課題を把握しておくことが大切です。多くの通信制高校では、会話が苦手な子どもが多いことを想定してLINEやメールなどでの相談体制を整えています。
適切な距離感を保つ
大学進学を目指す上で最も重要なのは、お子さん自身の当事者意識です。親が過度に干渉すると逆効果になることもあります。適切な距離感を保ちながら、必要なときにサポートする姿勢が理想的です。
学習環境の整備
自宅での学習時間が長くなる通信制高校では、集中できる学習環境の整備が重要です。静かな学習スペースの確保や、インターネット環境の整備など、物理的な環境づくりをサポートしましょう。
精神面でのサポート
受験勉強は時に大きなプレッシャーとなります。お子さんの精神状態に配慮し、適度なリフレッシュの機会を設けることも大切です。また、小さな成功や進歩を認め、前向きな声かけを心がけましょう。
進路情報の収集と共有
大学のオープンキャンパスや進学相談会などの情報を積極的に収集し、お子さんと共有することも有効です。実際に大学を見学することで、具体的な目標設定につながることも多いです。
親のサポートは、あくまでも「主体はお子さん自身」という前提で行うことが重要です。自立しつつある一人の子どもとしての成長を促すような関わり方を意識しましょう。
大学進学に強いおすすめ通信制高校ランキング
大学進学を視野に入れた通信制高校選びは、お子さんの将来に大きく影響する重要な決断です。ここでは、大学進学実績の高い通信制高校を比較し、それぞれの特徴を詳しく紹介します。
おすすめの大学進学コースがある通信制高校
1. おおぞら高等学院
引用:https://www.ktc-school.com/
おおぞら高等学院の特徴は、生徒が先生を選べる「マイコーチ制」を採用していることです。登校日数・時間は生徒自身が選択でき、服装も自由です。学習や進路の相談では個別にメンタルサポートを受けられる点も魅力です。
進学コースでは、中学生の復習や高校1年~大学入学共通テストレベルまで幅広く生徒のレベル別指導で学力を伸ばすカリキュラムを提供しています。
英語はネイティブ講師による授業で、希望者には留学プログラムも用意されています。キャンパスでの個別学習に加えて、インターネットを使ったオンライン学習は、先生と直接やり取りをするWeb授業だけでなく、予習・復習で使える映像授業もあるのも特徴です。
2. クラーク記念国際高等学校
引用:https://www.clark.ed.jp/feature/
クラーク記念国際高等学校は、難関・上位大現役合格を実現するため特別プログラムとしてクラーク予備校【難関大進学クラス】を設置しています。授業は予備校のプロ講師が担当し、年間24,000円のみ(模試費は別途必要)という手頃な料金で英・数・国・社はオンライン授業、その他は映像授業で学習する全科目対応できています。
また、ネイティブ教員を採用するなど英語学習に強い点が特徴です。オーストラリア留学を体験できるプログラムもあり、国際感覚を養うことができます。国際・IT・声優・アート・音楽・スポーツなど、多種多様な特化コースを提供しています。
3. 第一学院高等学校
引用:https://www.daiichigakuin.ed.jp/course/campus/shingaku/
第一学院高等学校では、「ウイングネット」という独自の完全個別対応映像学習システムを活用して大学合格を目指すことができます。市進予備校や学研と提携しており、これらの質の高い学習コンテンツを学校や自宅で視聴できます。
映像学習なので、理解しにくい部分を何度も繰り返し学ぶことができるのが大きな利点です。また、志望校の受験に合わせたカリキュラムで受講できるため、効率的に学習を進められます。質問はキャンパスだけでなく、オンラインでも受け付けています。
春・夏・冬の季節講習や、センター試験対策講座なども提供されており、特別進学コースなら科目や講座が増えても、テキストも含めて追加料金は不要で総合的な受験対策が可能です。
4. ルネサンス高等学校
引用:https://www.r-ac.jp/curriculum/style/
ルネサンス高等学院は、北海道大学、大阪大学など難関国公立大学に合格者を輩出している実績があります。普段の課題や教科書で分からない箇所を先生と一緒に考えながら進めたい方、基礎学力を伸ばしたい方向けに在校生専用のページからオンライン個別指導を申し込めます。
また満足度92%以上の予備校などプロ講師による圧倒的に分かりやすい講義の授業動画を提供しているスタディサプリもルネサンス高等学校のオプション教材として採用しており、本質を理解する力を養うことに重点をおいています。
5. 一ツ葉高等学校
引用:https://www.hitotsuba.ed.jp/course/university/
約25年にわたる大学進学サポートの豊富な実績と経験を持つ一ツ葉高等学校では、生徒一人ひとりに合わせた学習計画を作成し、個々の理解度と進捗に合わせたサポートを提供するというコーチングサービスもしっかり行われています。
そのためにAIを活用して学習状況を正確に把握し、生徒が苦手とする科目やトピックを自動的に特定し、その結果に基づき、克服するためのカスタマイズされたテストを提供していくことで知識を確実に身に付けられるようになっています。
通信制高校の一ツ葉高校では、基礎から難関レベルまで対応した映像授業が充実しており、1授業あたり10分から15分と短く設定されている為、集中力を維持しやすいのがポイントで、得意分野を伸ばし、苦手分野を克服できます。
これらの学校はそれぞれ特色がありますので、お子さんの学習スタイルや目標に合わせて選択すると良いでしょう。見学や説明会に参加して、実際の雰囲気を確かめることもおすすめします。
私立通信制高校と公立通信制高校の比較
通信制高校を選ぶ際、私立と公立のどちらが大学進学に適しているのか比較検討することも重要です。
進学率の違い
文部科学省の調査によれば、2023年度の私立通信制高校の大学進学率は24.6%、公立通信制高校は13.3%と、私立の方が11.3ポイント高くなっています。これは、私立通信制高校の方が大学進学に向けたカリキュラムやサポート体制が充実している傾向があるためです。
カリキュラムの違い
私立通信制高校では、独自の大学受験コースや、予備校との連携プログラムを設けていることが多いです。一方、公立通信制高校は学費が安い反面、高校卒業資格の範囲内での学習になり、大学受験に特化したカリキュラムは限られる傾向があります。
費用の違い
公立通信制高校は年間約3万円程度と学費が安く、経済的負担が少ないのが最大の利点です。一方、私立通信制高校は年間20万円〜数十万円と幅がありますが、その分サポート体制や設備が充実している場合が多いです。
特色・専門性の違い
私立通信制高校は各校が独自の教育理念や特色を持ち、特定の分野(英語、IT、芸術など)に強みを持つ学校も多くあります。進学したい大学や学部が決まっている場合、その分野に強みを持つ私立通信制高校を選ぶという方法も考えられます。
選択の基準
大学進学を第一目標とするなら、進学実績やサポート体制の充実している私立通信制高校が適している場合が多いです。ただし、経済的事情や地理的条件などもふまえて総合的に判断することが重要です。
公立・私立どちらを選ぶにしても、「通信制高校だから」ではなく「どのような学習環境・サポート体制があるか」を重視して選ぶことがポイントです。
指定校推薦枠が充実している通信制高校
指定校推薦とは、大学側が特定の高校に対して推薦枠を設けるシステムです。通信制高校からの大学進学を考える上で、指定校推薦は重要な選択肢の一つとなります。
指定校推薦のメリット 指定校推薦の最大のメリットは、一般入試に比べて合格率が高いことです。通常、学校内での選考に通り、大学への推薦が決まれば、簡単な面接などで合格が決まるケースが多いです。学力試験の負担が軽減されるため、学習面に不安がある生徒にとって大きなチャンスとなります。
指定校推薦を獲得するためのポイント 指定校推薦を獲得するためには、高校内での選考を通過する必要があります。そのためには以下の点が重要です。
- 学業成績の維持:通信制高校でのレポートやスクーリング、定期試験などで優秀な成績を維持することが基本となります。
- 出席状況・提出物:必要な登校日数をきちんと満たし、課題等の提出物は期限内に提出することが求められます。
- 積極的な学校活動への参加:通信制高校でも、スクーリングや特別活動などに積極的に参加し、学校生活に貢献する姿勢をアピールしましょう。
- 早めの相談:指定校推薦を希望する場合は、2年生の段階から担任や進路指導の先生に相談し、必要な条件を確認しておくことが大切です。
指定校推薦での受験は「専願」となることがほとんどで、合格した場合は他の大学を受験できなくなる点に注意が必要です。進学先をしっかりと検討した上で活用するようにしましょう。
通信制高校の大学進学サポート体制の比較
通信制高校を選ぶ際には、大学進学に向けたサポート体制の充実度を比較することが重要です。ここでは、主なサポート項目別に各校の特徴を比較します。
学習指導体制
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- 飛鳥未来高等学校:大学受験に特化した「特進コース」を設置し、少人数制の授業で丁寧な指導を行っています。また、オンライン学習システムも充実しており、24時間いつでも学習できる環境が整っています。
- ヒューマンキャンパス高等学校:AI技術を活用した個別カリキュラムで、一人ひとりに合った学習プランを提供しています。生徒の学習進度や理解度に合わせて最適な教材や課題が自動的に選定される仕組みは、効率的な大学受験対策を可能にします。
- 鹿島朝日高等学校:全国300ヶ所以上の学習センターで、対面とオンラインの両方による学習サポートを提供しています。特に理数系科目に強く、難関大学の理系学部進学を目指す生徒向けのカリキュラムが充実しています。
進路指導・キャリアカウンセリング
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- クラーク記念国際高等学校:専門のキャリアカウンセラーが常駐し、生徒一人ひとりの適性や希望に合わせた進路相談を行っています。また、大学教授や企業人による特別講座も定期的に開催されています。
- 第一学院高等学校:進路指導専任のスタッフが配置され、大学の選び方から入試対策、出願書類の作成まで一貫したサポートを提供しています。また、卒業生の体験談を聞く機会も定期的に設けられています。
- 目黒日本大学高等学校:日本大学との連携により、系列大学への進学実績が豊富です。学内選抜試験を通過することで、日本大学への推薦入学ルートが確保できる点が大きな特徴です。
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メンタルサポート体制
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- おおぞら高等学院:マイコーチ制により生徒が相談しやすい先生を選べるシステムで、精神面でのサポートが充実しています。また、登校に不安を持つ生徒向けのステップアップ型の登校プログラムも用意されています。
- NHK学園高等学校:臨床心理士が常駐し、学習面だけでなく心理面でのケアも充実しています。また、保護者向けのカウンセリングも行われており、家庭と学校の連携を重視しています。
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模試・受験対策
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- ルネサンス高等学院:年間を通して各種模試を校内で実施し、志望校判定や弱点分析を丁寧に行っています。また、夏期・冬期には集中講習会を開催し、受験直前の総仕上げをサポートしています。
- 一ツ葉高等学校:大学受験のプロ講師による受験科目別の対策講座が充実しています。また、eプリという豊富な問題データベースを活用した演習システムで、効率的な弱点克服が可能です。
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オンラインサポート
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- N高等学校:最先端のオンライン学習プラットフォームを導入し、空間と時間の制約を受けない学習環境を提供しています。質問対応も24時間体制で、いつでも学習上の疑問を解決できる体制が整っています。
- 松陰高等学校:双方向型のオンライン授業システムを導入し、遠隔地からでも対面授業と同等の学習効果を得られるよう工夫されています。また、授業の録画視聴も可能で、復習にも役立てられます。
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各校のサポート体制を比較する際には、お子さんの学習スタイルや将来の目標に合ったものを選ぶことが重要です。また、可能であれば学校説明会や体験入学に参加し、実際の雰囲気や対応を確かめることをおすすめします。
通信制高校から大学に進学した先輩たちの体験談
実際に通信制高校から大学へと進学した先輩たちの経験は、これから同じ道を歩もうとする生徒や保護者にとって貴重な情報源となります。ここでは、様々な体験談を通して、通信制高校からの大学進学の実態と成功の秘訣を探ります。
通信制高校から大学進学した生徒の成功事例
事例1:アメリカの難関国立大学に合格したAさん
元々、パソコンや数学が大好きだったAさんは、中学校時代の全員が同じ進度で同じ内容を学ぶことに違和感を感じたため、通信制高校に入学。
その後、自分のペースで自分の好きなことを学習できる環境に安心感を覚えました。大学進学を視野に入れ始めたのは高校2年生の夏頃からです。将来は情報系の仕事に就きたいと考えた際、日本の大学よりもアメリカの大学の方が良いだろうと積極的に海外の情報を入手しつつ、数学の通信制高校の基本カリキュラムに加え、オンライン予備校を併用することで効率的に学習を進めました。
「通信制高校の最大のメリットは、自分の好きな分野に集中して時間を使えること」とAさんは語ります。特に数学とプログラミングに重点を置き、基礎から応用まで段階的に学ぶことで着実に実力をつけていきました。
結果として、第一志望のアメリカの国立大学に見事合格。「通信制高校だからといって諦める必要はまったくない。むしろ、全日制なら無理だったかもしれない」とのこと。
事例2:一般入試で早稲田大学・上智大学など超難関私立大学に合格したBさん
受験を意識して勉強をし始めたのは高2の冬からです。まず物理基礎・化学基礎の復習をして、春からは数Ⅲに取り組みました。映像授業で理科を勉強し、数学・英語は参考書を使って勉強していました。10時間勉強出来る日もありましたが、気力が無くて学校での3,4時間の勉強だけの日もありました。
勉強面で不安を感じことが多く、勉強に身が入らない時がありました。家族に相談したり、学校で友人や先生と話したりすることでリラックス出来ました。
自分が受けた授業は人数が少なかったため、生徒それぞれの志望校に沿ったレベルの問題に取り組めました。
引用:一ツ葉高等学校 生徒の声
大学進学後に「ついていけない」という悩みとその対策
通信制高校から大学に進学した学生の中には、大学の学習環境や生活リズムに適応するのに苦労する場合もあります。ここでは、よくある悩みとその対策を紹介します。
悩み1:授業の進度・難易度についていけない
通信制高校では基礎的な内容が中心だったため、大学の専門的な授業についていけないのではないかと感じる学生は少なくありません。特に理系の場合は、英語や数学などの基礎科目で苦労することが多いようです。
対策:
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- 入学前から大学の指定する教科書や参考書に目を通しておく
- 大学のリメディアル(補習)クラスを積極的に活用する
- 同じ学部の先輩にアドバイスを求める
- 基礎から学べるオンライン講座などを活用する
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「クラブに入っていたので、先輩が単位を取りやすい授業など教えてくれました。そういった意味でもクラブに入って良かったです」と、通信制高校から大学に進学した学生は語っています。
悩み2:週5日の通学リズムに慣れない
通信制高校では週に数日程度の登校だったのに対し、大学では毎日のように通学する必要があるケースも多いです。この生活リズムの変化に適応するのが難しいと感じる学生もいます。
対策:
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- 大学の時間割を組む際、自分のペースに合わせて調整する(午前のみ、午後のみなど)
- 徐々に通学日数・時間を増やしていく段階的なアプローチを取る
- オンライン授業と対面授業をバランスよく組み合わせる(可能な場合)
- 体調管理を最優先し、無理のない範囲で計画を立てる
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「大学は自由に時間割を組めるので、週5登校ではなく、休みの曜日を作ったり昼から授業を入れたり、2時限目からにしたり、ある程度自由にしていました」という体験談もあります。
悩み3:友人関係の構築が難しい
通信制高校では対人関係が限られていたため、大学での新しい人間関係づくりに不安を感じる学生も多いです。特に、同世代との会話や協同作業に慣れていないと感じる場合があります。
対策:
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- 趣味や興味のあるサークル・部活動に参加する
- 少人数の演習やゼミから始めて徐々に交友関係を広げる
- 授業の席が自由な場合は、隣の学生に積極的に話しかけてみる
- SNSなどを活用して、同じ興味を持つ学生とつながる
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「入学してからは趣味のクラブに入ったので、すぐ友達は出来ていました。サークルやクラブなどに入らないとなかなか友達も出来ないと言っていました」という経験者のコメントもあります。
悩み4:自己管理・時間管理の難しさ
大学では自由度が高い分、自己管理・時間管理の能力がより求められます。課題の提出期限を守ることや、試験に向けた計画的な学習などに苦労する場合があります。
対策:
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- スケジュール管理アプリを活用して計画を立てる
- 大学のアカデミックアドバイザーなどに相談する
- 学習支援センターなどの大学のリソースを積極的に活用する
- 通信制高校で培った自己管理能力を活かす
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通信制高校から大学に進学した学生の体験として、「通信制高校での経験が、大学での自己管理にとても役立った」というポジティブな声も多く聞かれます。自分のペースで学習を進める習慣が、大学での自律的な学びにつながったというケースも少なくありません。
大学進学後の不安や課題は誰にでもあるものです。通信制高校出身だからこそ持つ強み(自己管理能力、自分のペースで学ぶ習慣など)を活かしながら、新しい環境に適応していくことが大切です。また、困った時には早めに大学の相談窓口や先生に相談することも重要です。
通信制高校での学びが大学生活でどう活きるか
通信制高校での経験は、大学生活においてさまざまな形で活かされます。ここでは、通信制高校出身者ならではの強みと、それが大学でどのように役立つかを解説します。
自己管理能力・時間管理能力
通信制高校では、登校日が限られている分、自宅での学習をいかに効率よく進めるかが求められます。この経験は、大学でのレポート作成や試験勉強などの自己管理に直結します。授業の合間の時間を有効活用する習慣も、大学生活では大きな強みとなります。
「通信制高校で身についた自分で学習計画を立てる力は、大学のレポートや課題をこなす上でとても役立ちました。他の学生が締め切り前に慌てている中、計画的に進められたのは通信制での経験があったからだと思います」と、ある大学生は振り返ります。
主体的な学習姿勢
通信制高校では、「自分から学ぶ」という姿勢が自然と身につきます。与えられた課題をこなすだけでなく、自分の興味に基づいて知識を深める習慣は、大学での研究活動や専門分野の探究に大いに活かされます。
「大学のゼミでも、自分から課題を見つけて調査する力が評価されました。これは通信制高校で培った『誰かに言われるのを待つのではなく、自分から動く』という姿勢があったからこそです」という声もあります。
ICTリテラシー
多くの通信制高校ではオンライン学習システムを活用しているため、デジタルツールを使いこなす能力が自然と身についています。この能力は、大学でのオンライン授業やデジタル教材の活用、レポート作成など、様々な場面で役立ちます。
「通信制高校でオンライン学習に慣れていたおかげで、コロナ禍でのオンライン授業への移行もスムーズでした。クラスメイトが操作に四苦八苦する中、私はすぐに適応できました」という体験談もあります。
多様性への理解と適応力
通信制高校には様々な背景を持つ生徒が集まります。そうした環境で学んだ経験は、多様な価値観を持つ人々と共存する大学生活においても大きな強みとなります。
「通信制高校では様々な理由で通学している人たちと関わりました。その経験があったからこそ、大学でも多様なバックグラウンドを持つ人々を受け入れ、良い関係を築くことができたと思います」という声も聞かれます。
個別学習のスキル
通信制高校では個別学習が中心となるため、自分に合った学習方法を見つけるスキルが自然と身につきます。このスキルは、大学での専門的な学習においても大いに役立ちます。
「大学の授業は教授によって教え方が全く異なります。通信制高校で培った『どんな教材からでも効率よく学ぶ力』のおかげで、様々な教授の授業に適応できました」というコメントもあります。
通信制高校での経験は、一見するとハンディキャップのように思えるかもしれませんが、実際には大学生活において様々な形で活かされる貴重な経験となります。自分のペースで学ぶ習慣、自己管理能力、ICTリテラシーなど、通信制高校で培ったスキルは、大学での学びをより充実したものにしてくれるでしょう。
まとめ:通信制高校から大学進学を目指すために今すべきこと
通信制高校から大学進学を成功させるためには、計画的な準備と適切な環境選びが重要です。ここでは、これまでの内容を踏まえて、今から始めるべき具体的なアクションをまとめます。
1. 適切な通信制高校選び
大学進学を視野に入れている場合、通信制高校選びは非常に重要です。以下のポイントを重視しましょう:
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- 大学進学に特化したコースがあるか
- 予備校との連携や受験対策講座が充実しているか
- 進路指導やキャリアカウンセリングが手厚いか
- 過去の大学進学実績はどうか
- オンライン学習と対面指導のバランスは自分に合っているか
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すでに通信制高校に通っている場合は、学校内の大学進学コースへの転コースを検討するのも一つの方法です。
2. 明確な目標設定
「なぜ大学に行きたいのか」「どのような学びを得たいのか」という目的意識を明確にすることが大切です。漠然と「大学に行きたい」という思いだけでは、長期的なモチベーション維持が難しくなります。
オープンキャンパスへの参加や大学のパンフレット請求、大学の講義動画の視聴など、実際の大学の雰囲気や学びの内容を知る機会を積極的に設けましょう。自分の興味や適性に合った学部・学科を見つけることで、学習へのモチベーションも高まります。
3. 効果的な学習計画の立案
通信制高校のカリキュラムと大学受験対策を両立させるため、計画的な学習が不可欠です:
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- 1年次:基礎学力の充実と大学・学部研究
- 2年次:志望校の絞り込みと受験科目の重点学習
- 3年次:模試や過去問による実践的対策
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特に通信制高校では自己管理が重要なため、週間・月間の学習計画を立て、定期的に見直すことをおすすめします。スマートフォンのアプリなどを活用して、学習の進捗状況を可視化するのも効果的です。
4. 外部リソースの活用
通信制高校のカリキュラムだけでは大学受験対策として不十分な場合もあります。必要に応じて以下のリソースを活用しましょう:
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- 予備校や学習塾(対面・オンライン)
- 大学受験向けの参考書や問題集
- オンライン学習サービス
- 大学入試過去問題集
- 模試(年間複数回の受験を推奨)
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学習面で不安がある科目については、早めに対策を始めることが重要です。特に英語や数学などの基礎科目は、継続的な学習が効果的です。
5. メンタル面のケア
大学受験は精神的にも負担がかかるプロセスです。以下のポイントに留意しましょう:
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- 適度な休息や趣味の時間を確保する
- 家族や友人、先生など信頼できる人に相談する
- 小さな成功や進歩を認め、自己肯定感を維持する
- 無理のないペースで着実に進める
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通信制高校からの大学進学は決して不可能ではありません。むしろ、自分のペースで学べる環境を活かし、計画的に準備を進めることで、全日制高校に負けない成果を挙げることができます。
最後に、親御さんへのアドバイスとして、お子さんの自主性を尊重しながらも、必要なサポートを惜しまない姿勢が重要です。定期的な声かけや励まし、学習環境の整備など、できる範囲でのサポートを続けることで、お子さんの大学進学の夢を後押しすることができるでしょう。
通信制高校からの大学進学は、決して平坦な道ではないかもしれませんが、適切な準備と努力によって、必ず道は開けます。この記事が、お子さんと共に歩む大学進学への道の一助となれば幸いです。
ご質問や個別の相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。専門のカウンセラーが、お子さんの状況に合わせたアドバイスを提供いたします。