2025年 ウェブ解析士認定試験の日程は全24回!
ウェブ解析士認定試験は、好きなタイミングでいつでもどこでも受験できると聞いたことはないですか?
実は色々と細かいことが規定されているので、ややこしいとよく言われます。
そこで、ウェブ解析士協会の立ち上げ前の2011年からウェブ解析士マスターを続けている最古&現役ウェブ解析士マスターがウェブ解析士認定試験についってガッツリ分かりやすく解説していきます。
※もしこの辺りのウェブ解析士の歴史や成り立ちに興味があったらこちらをどうぞ↓
記事:ウェブ解析士の歴史~成り立ちから2025年まで~をセキララに語る
まず、確かにいつでも受験できるんですが、1つ条件があるんです。
それは、受験したい日時の1ヵ月前から約2週間以内に申し込まないといけないことです。
こちらの2025年のウェブ解析士の試験日程と受付期間を見てください。
回 | 受付期間 | 試験期間 |
---|---|---|
第5回 | 2月14日~3月3日 | 3月19日~4月2日 |
第6回 | 3月4日~3月17日 | 4月3日~4月17日 |
第7回 | 3月18日~4月1日 | 4月17日~5月1日 |
第8回 | 4月2日~4月15日 | 5月1日~5月15日 |
第9回 | 4月16日~4月30日 | 5月15日~5月29日 |
第10回 | 5月1日~5月15日 | 5月29日~6月12日 |
第11回 | 5月16日~5月29日 | 6月12日~6月26日 |
第12回 | 5月30日~6月12日 | 6月26日~7月10日 |
第13回 | 6月13日~6月26日 | 7月10日~7月24日 |
第14回 | 6月27日~7月10日 | 7月24日~8月7日 |
第15回 | 7月11日~7月24日 | 8月7日~8月21日 |
第16回 | 7月25日~8月7日 | 8月21日~9月4日 |
第17回 | 8月8日~8月21日 | 9月4日~9月18日 |
第18回 | 8月22日~9月4日 | 9月18日~10月2日 |
第19回 | 9月5日~9月18日 | 10月2日~10月16日 |
第20回 | 9月19日~10月2日 | 10月16日~10月30日 |
第21回 | 10月3日~10月16日 | 10月30日~11月13日 |
第22回 | 10月17日~10月30日 | 11月13日~11月27日 |
第23回 | 10月31日~11月13日 | 11月27日~12月11日 |
第24回 | 11月14日~12月7日 | 12月9日~12月23日 |
今日思い立って、来週受験するということはできないんです。
ちゃんと受験スケジュールを決めて、逆算して申し込まないといけません。
こんなふうにウェブ解析士認定試験は、面倒なことが割と色々とありますので、まずは試験の受験方法、試験時間
ウェブ解析士認定試験の受験方法と合格率について
ウェブ解析士認定試験の受験形式
・試験はオンライン方式で実施
・試験時間は90分、問題数は50問
・4択形式で出題
・GA4(Googleアナリティクス4)の実技問題も出題
試験の受験の際の注意点
・Googleアカウントの準備が必須(GA4にログインして操作する必要があるため)
・安定したインターネット環境が必要(理想は回線状況が安定する無線LANではなく有線LAN)
・推奨ブラウザはGoogle Chrome
・テキストや計算機の持ち込みが可能(計算にエクセルやスマホの使用はNG)
・持ち込み可能なものは以下の通りです
持ち込み可能なもの | 形式 | 備考 |
---|---|---|
公式テキスト | 検索機能の活用可 | |
講座スライド | 受講者のみ | |
用語解説集 | 自作可 | 事前準備推奨 |
計算機 | 電卓可 | スマートフォン不可 |
ウェブ解析士認定試験の答えは分かる?合否結果はいつ出る?
試験結果は、試験が終わると同時に画面に合否が表示されます。
終わった直後です。
試験時間は90分ですが、終了ボタンを押せば試験時間よりも早く終わることもできます。
その場合、終了ボタンを押したタイミグで合否が表示されます。
意外とややこしいウェブ解析士認定試験の受験費用の総額と注意事項
初めてのウェブ解析士認定試験にかかる受験費用
まずウェブ解析士認定試験を初めて受験するのに必要な費用は、
・試験費用:17,600円(税込)
のみです。
ただし、試験は公式テキストから出題されるため、購入が試験の受験条件ではありませんが、公式テキストの購入はほぼ必須になります。
そのため、別途
・公式テキスト代:4,400円(税込)
が必要になります。
また、ウェブ解析士認定講座を受講せずに試験を受験する場合、練習問題がほぼ必須になります。
なくても良いでしょうけど、あった方が断然、勉強しやすくなります。
そのため、別途
・2025年版 ウェブ解析士認定試験 公式問題集:(KIndle版)2,803円、(製本版)2,860円
の購入をおすすめします。
以上を合算すると、認定試験を受けるために、実質的には
24,803円(税込)
もしくは24,860円(税込み)
が必要になります。
2回目以後のウェブ解析士認定試験の再試験に必要となる受験費用
再試験費用は12,100円(税込)です。
これは、試験費用が減額になっているのではなく、「認定料5,500円」が差し引かれているだけです。
こちらをご覧ください。
ウェブ解析士の認定を受けている方が再受験される場合は、通常の受験料から認定料を差し引いた12,100円(税込)でウェブ解析士の認定試験を受験できます。
参考:【ウェブ解析士協会】ウェブ解析士の資格を持っていますが、最新のウェブ解析士を再受験したいです。いくらかかりますか?
試験費用17,600円で再試験費用が12,100円です。
ということは文脈から差額の5,500円は認定料ということになります。
まぁつまり大きな声では言えませんが、初回受験の時に、合格後に必要となる認定料を受験前に徴収しているということですね。
要注意!再試験費用12,100円で受験できるのは不合格になった年内のみ!
まずこれを見てください。

【再試験】という名称から、過去に一度でも受験したらその後の受験料は12,100円になる感じです。
でもそうではなく、不合格になった年内の受験のみです。
翌年からは新規受験扱いになって17,600円になります。
ウェブ解析士の再試験はすぐには受験できない!受験前に知っておくべき注意事項
●ウェブ解析士再受験のためには不合格日より14日以後に受験可能
●受験費用の振込みが遅れると受験できる日も遅れる
受付期間内に試験の申し込みをすれば、指定された試験期間内に受験できるわけではありません。
受付期間内に入金するだけでなく、
その入金が受付期間内にウェブ解析士協会の事務局が確認まで取れる必要があります。
だから、年内に再受験費用12,100円で合格したいなら、万が一にも不合格になることを想定して、できるだけその年の早い時期に合格しておくことをおすすめします。
ウェブ解析士認定試験に楽勝で合格するためのポイント
合格のための試験テクニック6選!
・問題文はマウスでなぞりながら丁寧に読み込む
・時間配分に余裕をもって進める
・分からない問題は後回しにする
・見直しの時間を確保する
・完全否定、完全肯定など極端な言い回しはあやしい
・分からない問題もどれか1つにチェックを入れておく
問題文はマウスでなぞりながら丁寧に読み込む
ウェブ解析士認定試験は、2022年までは【誤っている選択肢を選びなさい】という形式が多々ありました。
そのため、分かっていたはずなのに、正しい選択肢を選んで不合格になるという悔しい思いをした人がたくさんいました。
しかし、2023年からは【正しい選択肢を選びなさい】のみに統一されました。
その結果、変に頭を使ったり注意する必要がなくなったので、問題文の読み間違いや解釈ミスにだけ気をつけましょう。
時間配分に余裕をもって進める
90分で50問ですので、1問あたり108秒の時間かけてもOKです。
2022年までは60分で60問だったので1問あたり60秒で解く必要があり、スピードが求められていました。
その点を考えればかなり時間に余裕があります。
しかし、見直しの時間も考えれば1問あたり90秒以内で解くことが理想です。
分からない問題にはチェックを入れて後回しにする
わからない問題に頭を使うのは止めましょう。
問題を解き進めていくうちに思い出すこともありますので、わからない問題は後回しにしましょう。
なお、後で見直すように問題にチェックを入れる機能もありますので、安心してください。
見直しの時間を確保する
理想は見直しの時間に15-20分確保することです。
それぐらいあれば、一通り見直すことができます。
完全否定、完全肯定など極端な言い回しはあやしい
『全て●●である』
『●●ということは絶対にない』
という表現の選択肢は、マレに正しい時もありますが、ほぼ誤りです。
選択に迷ったら誤りという推定で解き進めましょう。
分からない問題もどれか1つにチェックを入れておく
試験の出題形式は4択なんで、わからない問題でもどれか1つにチェックを入れておけば理論上25%の確率で正解なので、必ずチェックを入れておくことがおすすめです。
合格のための効率的な学習方法は4つのステップで進めること
① 公式テキストを通読1回目
【理想は全体像を把握するため1週間以内で時間をかけずにさっさと通読する】
② 問題集で演習(1週間程度)
【出題傾向と出題形式を把握するためこちらもなるべく早めに全部解く】
③ 公式テキストを通読2回目
【問われていた内容を思い出しながら読むことで頭に入りやすくなる】
④ 問題集で苦手分野の復習(1週間程度)
【問題集を全て解けるだけでなく、誤っている選択肢の理由を言えるようになるまで解説と公式テキストに遡って確認する】
合格に必要な総学習時間の目安
・ウェブ業界経験者 ✕ 講座受講の場合:15-30時間程度
・ウェブ業界経験者 ✕ 独学の場合:20-40時間程度
・ウェブ業界未経験者 ✕ 講座受講の場合:40-60時間程度
・ウェブ業界未経験者 ✕ 独学の場合:50-70時間程度
【1日あたりの推奨学習時間】
・平日:1-2時間
・休日:3-4時間
このあたりについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
※記事:実際はどうなの!?「ウェブ解析士の難易度」と合格への最短ルート 最古の現役ウェブ解析士マスターが解説
受験スケジュールの組み方
・学習開始から1~3か月程度の準備期間を確保
・年内取得を目指す場合は11月までの受験を推奨
・毎年1月にカリキュラム更新があり試験内容が変更になります
資格の維持に必要な条件と継続学習
資格を維持するには6,600円の年会費とフォローアップ試験に合格するために定期的な学習が必要です。
主に以上の2点だけですが、毎年、更新要件が微妙に変わることがよくあります。
そのため、常に最新情報を把握するようにしましょう。
資格維持のための更新要件を満たさないと下のランクに落とされることになりもったいないです。
ウェブ解析士の資格のグレード体系
資格名 | 位置づけ | 受験資格 | 取得方法 |
---|---|---|---|
ウェブ解析士 | 入門レベル | なし | 認定試験合格 |
上級ウェブ解析士 | 実践レベル | ウェブ解析士 | 課題提出と試験 |
ウェブ解析士マスター | 指導者レベル | 上級資格 | 各種コース修了 |
ウェブ解析士の合格率と合格後を合格後の活用法
2025年最新のウェブ解析士の合格率から連続受験の不合格率を計算
現在公開されている最新の合格率は下記のとおりです。
2024年12月 79%
2024年11月 88%
ここから直近2ヵ月を連続して不合格になる確率は2.52%です。
つまろ、万が一、不合格になったとしても2ヵ月連続で受ければ97.5%の確率で合格になりますので、そこまでプレッシャーを感じる必要はないでしょう。
学習効果を高める方法
せっかくウェブ解析士の試験を受験しようと決めたのですから、合格後を考えた実務に活かせる勉強にしましょう。
そのために毎日1時間でも良いので一定時間の学習を習慣化しましょう。
そのうえで、自分の会社ならどう活かすかということを想像して実務に結びつけながら理解を深めましょう。
分からない部分はメモを取って、ウェブに詳しい人に聞いてみるか、ウェブ解析士の講師に質問しましょう。
テキストは必ず2回以上読みましょう。
2回以上読むと理解が深まっているので、見逃してしまっていた箇所にも気付けたり、知識が連鎖反応を起こして理解できるようになります。
問題集は繰り返し解いて、理想は全問題を説明できるレベルに引き上げましょう。
少なくとも8割以上は確実に正解できるようにしてください。
資格取得後の活用法
クライアントに提案するまえに自社のウェブサイトをチェックして改善点がないか探してみるなど、実務での積極的な知識活用を心がけてみてください。それだけで、机上の知識が活きた知識に変わります。
そのうえで、社内での改善提案を出して、自ら行動してみましょう。
すると、知識が深まるだけでなく、経験を積むことができます。
そのうえで、まずは無料かもしくは格安でクライアントへの提案を実施して他社での経験を積みましょう。
それを繰り返すことで継続的な学習につながり、知識が更新され専門スキルが磨かれます。
そして、他のウェブ解析士、できれば上級以上の資格保有者とつながることで考え方や困った時に相談できるネットワークを構築しておくとWebマーケティングを進めやすくなります。
【2025年最新】ウェブ解析士の試験日程、受験方法、試験時間の完全ガイド:まとめ
いかがでしたでしょうか。
ウェブ解析士は、デジタルマーケティングの基礎から実践まで体系的に学べる資格です。
それだけでなく、新規案件や学習の機会、別の資格を得られる上に仕事の獲得につながります
資格取得後のキャリアメリット
まず、デジタルマーケティング関連の転職に圧倒的に有利です。
デジタルマーケティング業界は知識の基準が存在しないので、ウェブ解析士の資格があるだけで大きな信頼に繋がります。
また、協会主催のセミナーは毎年、無料で多数開催されています。
さらに有料の場合でもウェブ解析士の会員なら優待価格で受講できますので、毎年最新のテキストで知識をアップデートできます。
また、希望者にはデジタル庁の「デジタル推進委員」が付与されます。
これは、国家機関の資格を得られるのでブランド価値が非常に高まりますので、ウェブ解析士の資格そのものよりも嬉しいという人もいるぐらいです。
計画的な学習と実践的な理解を組み合わせることで、確実な合格を目指すことができます。資格取得後も継続的な学習により、さらなるスキルアップが期待できますのでぜひチャレンジなさってみてください。