GA4の『アクティブユーザー』と『総ユーザー』ってどう違うんだろう?
たくさんの『ユーザー』という指標があって混乱する…。
GA4を使い始めた初心者の方からユーザーの違いについての質問はとてもたくさんいただきます。
「総ユーザー」「アクティブユーザー」「新規ユーザー」「リピーター」など、それぞれ意味合いは異なりますが、一見すると似たような指標が複数あるため、どれを見れば良いのかわからなくなることも理解できます。
そこで、この記事では、GA4における「ユーザー」の主要指標について、それぞれの定義と活用方法、GA4で確認する場所をわかりやすく解説します。
この記事を読めば、GA4のユーザーの違いを正確に理解でき、Webマーケティングでの活用方法も身につくでしょう。
GA4における「ユーザー」とは?
GA4における「ユーザー」とは、ウェブサイトやアプリを訪れた訪問者を指しますが、単なる「訪問者数」として計測されるわけではありません。GA4は、ユーザーを追跡するために独自の手法を採用しており、単純な数のカウント以上に深い分析が可能です。
この「ユーザー」の計測は、GA4を活用したアクセス解析の核となる仕組みでもありますのでまずはその点から理解しましょう。
イベントベースのデータ収集
そもそもGA4は、ユーザーの行動を「イベント」として記録します。
イベントとは、Webサイト内でどんな行動を取ったのかというデータです。
たとえば、以下のような行動がイベントとして計測されます:
- ページを閲覧した=page_viewイベン
- ボタンをクリックした=clickイベント
- 動画を再生した=video_playイベント
- ページを90%以上閲覧した=scrollイベント
これらの行動データ(イベントデータ)がユーザー単位で紐づいて記録されています。
それによって、「ユーザー」が具体的にWebサイト内でどのような行動をしたのかを詳細に分析できます。
単に「訪問したかどうか」ではなく、
「訪問後にどんな行動をとったのか」を細かく計測されるため、WebマーケティングやUX改善において非常に有用です。
イベントベースのデータ収集の具体例
たとえば、オンラインストアを運営しているケースを想定しましょう。
- Aさんがスマホでサイトにアクセスし、商品ページを閲覧します。
この行動はページを見たという行動なので「page_view」イベントとして記録されます。 - その後、Aさんはパソコンからサイトを訪れ、購入手続きを完了しました。
この行動は購入したという行動なので「purchase」イベントとして記録されます。
ユーザーIDやデバイスIDの利用
次に、ユーザーを識別する仕組みについてです。
GA4は、ユーザーIDやデバイスIDを用いて、ユーザーを識別します。
ユーザーID:個々のWebサイトのログイン情報を用いた識別方法
デバイスID:_ga CookieというCookie情報を用いた識別方法
ユーザーIDはAmazonや楽天などを想像頂くと分かりやすいですが、なにか購入する際、毎回ログインしないはずです。
それは常時ログインされている状態だからです。
このような場合、スマホ、バソコン、タブレットなどデバイスが異なっていても同じログイン情報を使用しているため、同一人物であるとGA4では識別されます。
逆に、デバイスIDは、ブラウザごとに割り振られる識別番号ため、例えば、ある1人のユーザーがGoogleChrome、Edge、Safariと異なるブラウザから同じWebサイトにアクセスした場合、それぞれ別々の人物と識別されることになります。
そのため、本来はユーザーIDでユーザーを識別することがWebマーケティング上、好ましいのですが、すべてのWebサイトでログインが必要な設定をすることは困難です。
例えば、ある上場企業の株を購入しようと検討しているためその会社のWebサイトを見に行くと会員登録でログインが必要となると面倒くさくて閲覧する気をなくしますよね。
から、実際はデバイスIDが使用されることがほとんどです。
行動を分析するデータ単位としての「ユーザー」
前述の通り、GA4における「ユーザー」は、ただ訪問者をカウントするだけではなく、その行動全体を反映する重要なデータ単位です。この仕組みにより、マーケターやサイト運営者はユーザーの行動パターンを深く理解し、データに基づく戦略を立てやすくなります。
そのため、計測されたユーザーがどのように区分されるのかを正確に理解しておく必要があります。
「アクティブユーザー」とは?
アクティブユーザーとは、GA4で最もよく使用される指標の1つです。
これには以下の特徴があります。
アクティブユーザーの定義
「エンゲージメントのあったセッションを発生したユーザー」
もしくは
「初めての訪問(first_visit)があったユーザー」
を指します。
エンゲージメントのあったセッションとは、次のような場合です。
エンゲージメントのあったセッション
- 10秒以上のセッション: ユーザーがサイトに10秒以上滞在した場合
- 2ページ以上の閲覧: ユーザーが2ページ以上を閲覧した場合
- コンバージョンイベントが発生: 購入、お問い合わせなど、設定されたコンバージョンイベントが発生した場合
- その他のエンゲージメントイベント: スクロール、クリック、動画再生など、事前に設定されたエンゲージメントイベントが発生した場合
初めての訪問(first_visit)があったユーザーとは、その名の通り、Webサイトに初めて訪問したユーザーのことを指します。
GA4での役割
アクティブユーザーは、Webサイトに訪問してなんらかの行動したユーザーを表す指標として使用されるため、この数が多いほど会社や商品に意欲のあるユーザーが来ていると考えます。
通常、GA4のアクセス解析レポートでは、総ユーザーよりもこの指標がデフォルトで表示されるほど重要です。
アクティブユーザーのカウントの具体例
あるECサイトを例に考えてみましょう。
仮に期間を4/1-4/30と設定します。
- Aさんが4/30にWebサイトを訪れて新商品のページを閲覧しました。
この行動はGA4の「page_view」イベントとして記録され、Aさんは「アクティブユーザー」としてカウントされます。 - 一方、Bさんは4/15にWebサイトを訪問して商品を購入しましたが、それ以降はサイトを利用していません。
Bさんは、設定した期間におけるアクティブユーザー数には含まれます。 - Cさんは3/15にWebサイトを訪問して会社情報を閲覧しましたが、その後再訪問しておりません。
この場合、Cさんは設定した期間におけるアクティブユーザー数には含まれません。
このように、アクティブユーザーは設定した期間内での「Webサイトの利用状況」を示すため、その期間より過去に訪問していた場合には計測されません。
アクティブユーザーの活用例
1. キャンペーン効果の測定
たとえば、夏季セールを開催した場合、アクティブユーザーの増減を見ることでキャンペーンの即時的な効果を確認できます。
アクティブユーザー数が増加していれば、広告やセールのアプローチが成功している可能性があると言えるでしょう。
ただし、あくまでアクティブユーザーはWebサイト内で何らかの行動をとったという数ですので、ページは閲覧されているけど購入やキーイベントにつながっていない場合には、より詳しく分析が必要です。
2. Webサイト改善の評価
新しい機能を追加したり、デザインを改善した直後のアクティブユーザー数を追跡することで、Webサイトのリニューアルがユーザーに与えた影響やSEOの効果を測ることができます。
アクティブユーザーのまとめ
「アクティブユーザー」は、Webサイトやアプリの利用状況を把握するために不可欠な指標です。
「最近イベントを実行したユーザー(Webサイト内で行動したユーザー)数」を計測することで、単にWebサイトに訪問した数ではなく、Webサイトのページの効果を迅速に評価できます。
GA4でユーザーのデータを見る場合には、次に紹介する総ユーザー数よりも、この指標を積極的に活用することをおすすめします。
「総ユーザー」とは?
総ユーザーの定義
「特定の期間内にサイトやアプリを訪問したすべてのユーザー」を指します。
GA4で設定した期間中に訪問したユーザーは、新規、リピーターにかかわらず全て含まれます。
アクティブユーザーと総ユーザーの違い
アクティブユーザーが「Webサイト内で何らかの行動をとったユーザー」を指すのに対し、
総ユーザーは「特定の期間中に一度でも訪問したすべてのユーザー」をカウントします。
総ユーザーのカウントの具体例
たとえば、4/1-4/7の1週間のキャンペーン期間中にサイトを訪れた総ユーザー数を確認するとしましょう。
総ユーザー数のカウントについて
- 4/1にAさんがサイトを訪れ、商品を閲覧しました。
Aさんはその後、再訪問しませんでした。
この場合、総ユーザーにカウントされます。 - 4/3にBさんがサイトを訪問したが少しスクロールしただけで、離脱しました。
この場合、Bさんも総ユーザーとして計上されます。 - 4/5にCさんが訪問し、さらに4/7に再訪問した場合、
2回訪問しましたが、同一人物の再訪問ですので、複数カウントせず1人とカウントされます。
このように、期間中に一度でも訪問したユーザーを全員含むため、総ユーザーは「その期間中にどれだけの人がサイトやアプリを知り、訪問したか」を示します。
総ユーザー活用例
- Webサイトへの年間の訪問者数の推移を確認
総ユーザーを1年間にわたって追跡することで、季節やイベントに応じた利用者の増減を把握できます。
たとえば、年末商戦の時期に総ユーザーが増加している場合、その時期にユーザーが訪問しやすい傾向があると判断できます。 - キャンペーンの総到達度を測定
広告キャンペーンを実施した際、総ユーザーを確認することで、そのキャンペーンがどれだけの新しい訪問者を引きつけたかを把握できます。たとえば、テレビ広告やSNS広告を打ち出した場合、総ユーザー数の増減を見ることで認知度の効果を測れます。
総ユーザーのまとめ
総ユーザーは、特定期間内の訪問者数を幅広くカウントするため、Webサイトやアプリの全体的な利用状況を把握するのに適した指標です。
ただし、総ユーザーは、訪問してすぐに離脱した場合も計測するのに対して、
アクティブユーザーは、何らかの行動を取ったユーザーを計測します。
そのため、プロモーションを実施した際、総ユーザーが増えたとしても、アクティブユーザーがあまり増えていない場合には、せっかくWebサイトに誘導できたのにすぐに帰らせてしまったと考えられるので喜ばしいことでは有りません。
シンプルにWebサイトへ訪問したユーザーの数を計測したい場合などには、この指標を活用して、施策の効果を詳細に分析し、より戦略的なアプローチを行いましょう。
他の「ユーザー」指標(新規ユーザー、リピーターなど)
GA4では、「アクティブユーザー」や「総ユーザー」以外にも、新規ユーザーやリピーターといった指標が提供されています。これらの指標を活用することで、ユーザーの特性や行動パターンを深く分析でき、効果的な戦略の立案に役立ちます。
新規ユーザー
新規ユーザーは、初めてサイトやアプリを訪問したユーザーを指します。
GA4では、初めてイベントをトリガーした際に、新規ユーザーとしてカウントされます。
この指標は以下のような状況で特に有用です:
- 広告キャンペーンの効果測定
例えば、SNS広告や検索広告を活用している場合、広告がどの程度新しい訪問者を引きつけたのかを測る指標として役立ちます。広告が新規ユーザーを増やしている場合、その広告のターゲティングが適切であることを示唆します。 - 具体例
Aさんが初めてオンラインストアを訪れ、商品を閲覧した場合、Aさんは「新規ユーザー」としてカウントされます。
一方、Bさんが以前に訪問したことがある場合、同じ期間内のカウントには含まれません。
新規ユーザーを追跡することで、どのキャンペーンが新しい顧客を引き寄せているかを把握できます。
リピーター
リピーターは、過去に訪問したことがあるユーザーを指します。
この指標は、顧客維持やブランドロイヤルティの測定において重要です。
- 利用シーン
例えば、Eメールマーケティングやリターゲティング広告を実施している場合、どのくらいの既存ユーザーが再訪問しているかを把握することで、施策の成功度を評価できます。 - 具体例
Cさんが過去に訪問し、その後1週間後に再びサイトを訪問して購入した場合、Cさんはリピーターとしてカウントされます。このデータから、「過去に訪問したユーザーがどれだけ再訪問し、行動を起こしているか」を分析できます。
新規ユーザーとリピーターの使い分け
これら2つの指標を適切に使い分けることで、より深い分析が可能になります。
- 新規ユーザーに焦点を当てる場合
広告キャンペーンのターゲット層を評価し、どの程度新しい顧客を引きつけているかを分析します。これにより、ブランド認知度の拡大や新規顧客獲得施策の成功度を測定できます。 - リピーターに焦点を当てる場合
既存顧客のロイヤルティや満足度を分析し、リピーターを増やす施策(例: パーソナライズドメール、ポイントプログラムなど)の効果を検証します。
新規ユーザーとリピーターをGA4の探索で見る際の指標
新規ユーザーとリピーターをGA4で確認したい場合、どの指標を見るべきかは注意が必要です。
なぜなら、似たような指標があるためです。
ディメンション:新規/既存
探索>ディメンション>ユーザー>新規/既存
ディメンション:新規/既存
指標:セッション
上記で設定した際のデータが次のとおりです。
new:過去7日以内に初めての訪問
established:7日以上前に初めての訪問
new[10,641]+established[2,942]+(not set)[153]=13,736
合計13,611
125セッションの差があり、GA4はしきい値やフィルタリングしているためデータが一致しないことの方が多いので気にしないようにしましょう。
また、このディメンションは期間が過去7日に限定されているためあまり使用しません。
よく使用するのは次の設定です。
指標:新規ユーザー数とリピーター数
探索>指標>ユーザー>新規ユーザー数、リピーター数
・新規ユーザー数:初めてWebサイトに訪問したユーザーの数
・リピーター数:過去に少なくとも1回セッションを開始したことのあるユーザーの数
なお、GA4のガイドを見るとはっきりと書いていますが、数は近似値(おおよその数)です。
Users who have initiated at least one previous session.
This metric is an approximation. You may see differences across Google Analytics surfaces.
https://developers.google.com/analytics/blog/2022/hll?hl=ja
セグメント:新規とリピーター
探索>セグメント>ユーザー>新規またはリピーター
新規の場合:条件 完全一致(=) new
リピーターの場合:条件 完全一致(=) returning
指標に【セッション】と【総ユーザー】を設定します。
指標で【新規ユーザー】と【リピーター数】を設定した場合の数と
セグメントで【新規】と【リピーター】を設定した場合の【総ユーザー数】を比較すると非常に近い数字になります。
そのため、ほぼ同じデータの取り方と判断してよいでしょう。
新規ユーザーとリピーターの注意点
GA4はデータの取り方に少しクセがありますので、その点も知っておきましょう。
リピーターが5秒位内に離脱した場合はユーザーとしてのカウントされない
これは旧GoogleアナリティクスだったUA(ユニバーサルアナリティクス)ではなかったことなのですが、GA4はリピーターがWebサイトに訪問した際のデータの送信を 5 秒遅らせています。
つまり、リピーターの場合、Webサイトに訪問して5秒以内に離脱した場合はデータの計測はされません。
なお、新規訪問( Cookie がない場合)は、そのような遅延はなく、すぐにデータが送信されます。
なぜこのような仕様になっているのか。
その理由はGoogleのデータサーバーの負荷を減らすためです。
そもそもGoogleアナリティクスは無料で使用できますが、Googleはデータを保管するためにデータサーバーに多額のコストをかけています。
そのためWebサイトに訪問したが5秒以内に離脱した場合には、そのデータを送信しないことでサーバーへの負荷を下げてサーバー維持コストを下げていると考えられます。
なお、リピーターが5秒以内に別のページに移動した場合は次のページも含めて前のページのイベント情報(行動データ)も合わせて送られます。
新規ユーザーとリピーターの活用例
たとえば、ECサイトを運営している場合、新規ユーザーが増加している一方でリピーターが少ない場合、購入しやすいリピーターが飽きているか、他の会社に目移りしていると推測されます。
その場合、売上を維持、向上させるために以下のような施策が考えられます。
- 新規ユーザー向け:ウェルカムキャンペーンや初回購入割引を提供。
- リピーター向け:ポイントプログラムや限定クーポンを実施してメルマガやLINEから告知。
逆に、リピーターが多い場合は、「新規顧客獲得」に向けた広告予算の増加が必要だと判断できます。
新規ユーザーとリピーターのまとめ
GA4の新規ユーザーとリピーター指標は、それぞれ異なる目的で使用されます。
新規ユーザーは新しい顧客を引きつける施策の成功度を評価するのに役立ち、リピーターは顧客維持やロイヤルティ向上施策の効果を測定するのに適しています。
これらを状況に応じて使い分けることで、より戦略的な意思決定が可能になります。
ユーザー指標のシチュエーション別の活用の区分
GA4の「アクティブユーザー」「総ユーザー」「新規ユーザー」「リピーター」は、それぞれ異なる視点でデータを分析するための指標です。これらを効果的に使い分けることで、データから得られるインサイトが深まり、ビジネスに役立てることができます。
総ユーザー
総ユーザーは、長期間のトレンドを確認する際に便利な指標です。
経年比較や月次推移などWebサイトへの流入の傾向やGoogleのアルゴリズムアップデートでの影響を測るのに有効です。
具体例:花屋のECを営んでいる場合
1年間のサイト利用者数の推移を見るために総ユーザーを確認することで、月ごとの利用者数の増減を把握できます。
花屋のピークは5月の母の日であり、これは毎年、ほぼ固定です。
それが例年に比べて総ユーザー数が減少している場合、何らかの外的要因があったのではないか、システムトラブルでページが表示されなかったのではないかなどが推測できます。
アクティブユーザー
アクティブユーザーは、Webサイトの訪問して行動したユーザーの数を把握するために使用します。
Webサイトのリニューアル前後の増減、広告から意欲の高いユーザーを集められているかを確認するのに有効です。
具体例:学習塾のWebサイトの場合
集客のピークは受験直前の10月~12月、新学年に上る直前の1~3月です。
このピークに合わせてWeb広告を打つことが定番です。
その際、総ユーザー数の増加だけでなく、アクティブユーザーが増えているかを確認します。
総ユーザー数の増加率に比較して、アクティブユーザーが増えていない場合には、LPのファーストビューに問題があるのではないかと推測できます。
新規ユーザーとリピーター
新規ユーザーは、どれだけ新しい顧客を引きつけているかの確認
リピーターは、既存顧客のロイヤルティを測る指標として使用
この両者を組み合わせて分析することで、ビジネスの成長度合いや顧客の質を把握できます。
具体例:弁護士事務所のWebサイトの場合
法律問題の事例をコラムとして発信することで集客する方法が定番です。
新規ユーザーを確認することで、当弁護士事務所のことを知らないユーザーに情報が届いているかを確認でき、
リピーターを確認することで、過去に訪問したユーザーがファン化しているかを確認できます。
シチュエーション別の活用
- 総ユーザー: 年間や月次のトレンド分析に活用。
- アクティブユーザー: 季節ごとのキャンペーンやイベントの即時的な効果測定に利用。
- 新規ユーザー: 新規顧客獲得施策の成功度を評価。
- リピーター: 既存顧客維持施策の効果を測定。
ユーザー指標の活用法のまとめ
これらの指標を組み合わせて使うことで、短期的な成果と長期的な成長を両面から分析できます。たとえば、アクティブユーザーで即時的な成果を把握し、総ユーザーで全体の成長を確認しつつ、新規ユーザーとリピーターを活用して顧客層の変化を追跡する。これにより、GA4のデータを最大限に活用できるようになります。
A4のアクティブユーザー、総ユーザーなどユーザーの違いまとめ
いかがでしたか。
GA4の「ユーザー」指標は、それぞれ異なる目的で使われる重要なデータです。
以下のポイントを押さえましょう。
- 総ユーザー:期間中に訪問したすべてのユーザーを確認する指標。
- アクティブユーザー:現在の利用状況を把握する指標。
- 新規ユーザーとリピーター:新規顧客と既存顧客を把握するための指標。
GA4はWebサイトやWeb広告などのWebマーケティングの効果測定に非常に有益なツールですが、GA4の指標を正確に理解し、適切に使い分けないと、効果の測定を誤ることになり、ひいては意思決定も間違うことになります。
そのためGA4のユーザーのような間違えやすいデータをちゃんと理解することで、ビジネスの現状を的確に把握し、より良い意思決定ができるようになります。
がんばりましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。