孫子は今からおよそ2500年前の中国で書かれた兵法書であり、
数ある兵法書の中でも最も有名です。
著者は孫武(そんぶ)で当時の中国の東南に位置する呉という国に仕えた人物です。
兵法という名前から、戦争の方法を書いたものと考えられがちですが、
戦争以外にも、政治や外交、人事、情報管理まで
幅広く全体戦略について書かれておリ、
現在の経営にも幅広く応用が効きます。
ただ、『幅広く応用が効く』ということは、
言い換えれば、具体性に欠けるという点は否めません。
そのため、ただ兵法書を読んでも学びを得られる人と、
なにも学べない人と分かれてしまいます。
特に学びが大きいのはどういう人かというと、
日々、悩んでいる人、つまり『課題が明確になっている人』でしょう。
そんな人が兵法書を読めば、様々な洞察が得られるはずです。
そのため、日々、悪戦苦闘し、様々な課題が振りかかる経営者という層には、
大変人気があります。
そんな兵法書を今月からWebマーケティングという観点から、
私なりの経験を踏まえて1つずつ解説していこうと思います。
どうぞ楽しみにしてください。
孫子が終わり次第、
呉子、六韜、三略、尉繚子、李衛公問対、司馬法と他の兵法書を進めてまいります。
なお、この兵法の解説に当たりまして、
尊敬する守屋洋先生の訳本を参考にさせて頂きますこと
先に明記しておきます。